マクロの基本文法・オブジェクトとプロパティ/メソッド
どうもこんにちは。
今日の内容はマクロにおけるコード記述の基本的な文法の紹介と
コード記述で登場する用語(オブジェクトとプロパティ/メソッド)の紹介です。
1.マクロの基本文法
マクロでは以下の2つの操作に応じてコードの文法が異なります。
Ⓐ 操作対象となるものの「特徴・状態」を操作する場合
Ⓑ 操作対象に対してExcelの「機能・命令」の実行を操作する場合
それぞれのケースでのコード記述方法は以下のとおりです。
Ⓐの場合:①操作対象の指定.②「特徴・状態」の指定 = ③値の指定
Ⓑの場合:①操作対象の指定.②'「機能・命令」の指定
いずれのケースにおいても「操作対象の指定」からコード記述が始まるところがポイントです。
2.オブジェクトとプロパティ/メソッド
マクロにおいてコードは、まず操作対象を指定して、次に「特徴・状態」を指定するか、「機能・命令」を指定するように記述します。
最初に指定する「操作対象」のことをオブジェクトと言います。
また、2番目に指定するもののうち、「特徴・状態」を指定するものをプロパティ、「機能・命令」を指定するものをメソッドと言います。
オブジェクトごとに、対応するプロパティやメソッドが規定される関係となっています。
コードの記述は操作対象(オブジェクト)の指定から始まりますが、
この指定の方法には以下の2つの方法があります。
- コレクション(オブジェクトの種類を指す用語)から指定する方法
- オブジェクトの階層構造から指定する方法
上段の方法はコレクション(オブジェクトの種類ごとのグループみたいなイメージ)を指定してから指定したい具体的なオブジェクトを指定する方法です。
下段の方法は上位階層のオブジェクトから順々に指定を行っていき最後に指定したい具体的なオブジェクトを指定する方法です。
いずれも無数に存在するものから特定の1つのものを指定する方法になりますが、
上段の方法は水平的に絞り込んで指定する方法、下段の方法は垂直的に絞り込んで指定する方法というようなイメージです。